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2018/12/13
ベタ基礎と布基礎、違いとそれぞれの特徴は?

今日は家の基礎についてのお話です。家づくりを考える方があまり注目をすることがない基礎ですが、構造上とても重要な役割を持っています。
基礎は地面と接する場所であり、上に載っている建物の荷重を支え地面に伝えています。
また、地震が起こった時に水平方向に掛かる力を地面へと伝えることで、建物が壊れないようにする役割や、建物が不同沈下で傾かないようにする役割も担っています。
住宅において、一般的に「ベタ基礎」と「布基礎」という2種類の基礎が使われていますが、それぞれの特徴について解説をします。
荷重を枠で支えるのが布基礎
建物の壁部分が載るようにコンクリートの「枠」で建物を支えるのが布基礎です。建物全体を面で支えるベタ基礎に対して少ない材料で済むため、コストが抑えられるというメリットがあります。また、地中深くから立ち上げるため、鉛直方向の荷重に強い基礎です。床下に土が現れる場合は湿気対策が必要になります。
荷重を面で支えるのがベタ基礎
建物の床下全体をコンクリートで覆い、「面」で建物を支えるのがベタ基礎です。面で支えることで荷重を広い面積で受け止めるため、不同沈下が起こりにくいという特長があります。また、布基礎よりも形が簡単なので、型枠使用量が少なく施工がしやすいというメリットがあります。さらに、床下部分がコンクリートで覆われるため、シロアリの侵入を防ぐことができます。
形状も性質も異なりますので、一概にどちらが優れていると言い切れるものではありませんが、スタイルハウスでは全棟にベタ基礎を採用しています。
その理由は、上記でも触れていますが、次の3つのメリットがあるからです。
①基礎部分全体を厚めのビニールシートで被うことで地盤面から出る湿気を抑えられる。
②均一に鉄筋を組むことで、地盤面に均等に力を分散できる。
③基礎完成後は掃除がしやすく、床下の清潔感を保つことができる。
ちなみに鉄筋は200mmピッチ(間隔)で組んで安心できる剛性としています。
スタイルハウスではお客様の理想の暮らしを叶えることを大切にしていますが、基礎などの目立たなくても重要な箇所にも力を注いでいます。